外来のご案内

ボトックス外来のご案内

ボトックスは美容外科のしわ取りで有名ですが、手足等が麻痺でこわばった方(痙縮:けいしゅく)や痙攣(けいれん)の治療としても保険診療で認められております。脳卒中後に手や足が痙縮を起こした場合、リハビリテーションの障害になることがあります。無意識に筋肉に力が入ってしまうことは、それ自体がリハビリテーションの進行を妨げてしまうほか、関節が固まってしまったり、痛みを起こしたりと、日常生活に支障をきたしてしまいます。

ボトックスとはボツリヌス菌によって生産されるもので、神経伝達物質に関与するタンパク質を破壊し筋肉を軟らかくする作用があり、力が入ってしまう筋肉に直接注射して使用します。

少し専門的な話ですが目瞼痙攣、顔面痙攣、痙性斜頚に加えて2010年から上肢痙縮、下肢痙縮も保険適用になりました。注射をするかどうかは、医師による診察の上での判断と患者さんがどうしたいかの選択で決まります。

ボトックス療法の適応例