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仕事のやりがい

「訪問診察の看護師として」

Vol. 081令和5年8月

■職種:
看護師
■勤続年数:
6年

私が花川病院の訪問診療に勤務して、6年目になります。

以前、皮膚科の往診部門で勤務していた際に、在宅医療に興味を持ち、いつか働いてみたいと思っていました。在宅医療は、勤務経験がなかったので、初めは不安も大きかったですが、働いていく中で沢山の学びを得られ、在宅医療の重要性、看護師としてのやりがいを感じました。

在宅の患者さんは、病院ではなく、自宅や施設といった生活の場に、こちらがお邪魔して診察をさせていただきます。その関わりの中で、患者さんを取り巻く様々な事がみえてきます。家族背景や、生活環境、経済状況等、それらが患者さんの療養生活に大きく関わってくるということを、病棟や外来の勤務では実感することがありませんでした。

それらを、踏まえながら、患者さんにとって、またご家族にとっても、望む形での療養生活を送るためのサポートをすること、ケアマネジャーや訪問看護、通所介護スタッフや施設スタッフの方々と1つのチームとして支えていくことが重要です。

働き始めは、その重要性に気付かず、受動的に患者さんと関わっていたように思いますが、今は、多職種と連携しながら、患者さんにとっての最良の療養生活を想像しながら、自発的に行動し、やりがいをもって働いています。「チーム医療の中でのコーディネーターになることができる人」を目指し、患者さん、一人ひとりの尊厳を大切に「愛情をもって親身な対応」を、在宅医療の現場から実践していきたいと思います。

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