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仕事のやりがい

「ナイチンゲール「看護覚え書」を手に、自分の看護を振り返っています」

Vol. 004平成28年8月

■職種:
看護師
■勤続年数:
7年

療養病棟では脳梗塞後遺症や認知症のために自分から発語することも出来ず、寝たきりとなっている方がいらっしゃいます。自分で自分の体調を訴えることが出来ない患者さんに対して「あ、顔色が悪い」「手が冷たい」ほんの些細な変化が命のサインであり、それを察知しなければなりません。また、老年期は言葉で体調の変化を訴えることが出来ても、訴えと病態と必ずしも一致するとは限らりません。

健育会グループでは、看護師はナイチンゲールの教えを看護の基本とし、昨年のレポートテーマは「自分の観察を振り返る」でした。その中で私は“気付く力"を身につけることが必要であり、気付くための意識を持ち患者さんに接することの大切さを学びました。そして、今年度のレポートテーマは「感性の養われた観察ができる」です。その前段階として、現在、受け持ち患者に対して、私は感性の養われた観察、看護を提供できたか、ケースレポートをまとめています。

レポート作成は、ナイチンゲール「看護覚え書」を読みながら、1年に1回、自分の看護を振り返ることができるいい機会です。そして、その振り返り、反省がよりよい看護に、仕事のやりがいに繋がっています。

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