私は管理栄養士として、日々の食事を通してご利用者一人ひとりの笑顔と健康を支えることにやりがいを感じています。9月に産休から復帰し、再び現場に戻ってみると、職員やご利用者の温かい言葉に迎えられ、「やっぱりこの仕事が好きだな」と心から思いました。食事は単なる栄養補給ではなく、生きる力を育み、心をつなぐ大切な時間です。お一人おひとりの嗜好や体調、嚥下状態に合わせて献立を考え、心を込めて作った料理を「おいしい」と笑顔で召し上がってくださる瞬間は、何よりの喜びです。病院では食が進まなかった方が、施設で食事を楽しみにされ、少しずつ体重や栄養状態が改善し、リハビリを経てご自宅へ帰られる姿を見ると、栄養の力とチームケアの温かさを強く感じます。また、季節ごとの行事食や食事イベントを企画し、ご利用者やご家族と笑顔を分かち合える時間は、この仕事の魅力を改めて実感できる大切なひとときです。