仕事のやりがい
Vol.110
2024.10
看護師
勤続年数: 6年4ヶ月
老健での看護のやりがいと挑戦
老健で働くことのやりがいは、急性期とは異なり、患者さんとの関わりが長期間にわたるため、より深い理解と個別的なケアが提供できる点です。病状が徐々に進行していく中で、看護師はその変化に対応し、適切な判断と見極めが求められます。治療が中心ではなく、患者さんの状態を観察しながら、日々のアセスメント力を高めることが重要です。特に、1人の看護師が担当する人数が多いため、効率よく業務を進めると同時に、各
患者さんに必要なケアを見逃さないよう注意深く対応する必要があります。認知症の患者さんが多いため、彼らの生活歴や背景を理解し、せん妄や不穏な状態になった際には、その人の過去を考慮した対応が求められます。こうした背景を踏まえて関わることで、より深く1人1人の患者さんに寄り添った看護ができることが、老健での大きなやりがいとなります。