仕事のやりがい

Vol.087
2022.09
介護福祉士
勤続年数: 10年1ヶ月

目標設定の意識づけ

コロナ禍における仕事のモチベーション『今現在の仕事のやりがい』というテーマを頂き、やはりコロナ禍のことは避けて通ることが出来ない。2020年2月下旬からコロナウイルスが蔓延し、4月の緊急事態宣言を受け、すでに減少していた通所の利用者数はさらに激減した。通所は送迎などで外部との接触が不可欠であり、定員60名に対して30名行くか行かないかの日々は仕事のやりがいを見つけるという余裕は全くなく、コロナ初期の何者かがわからない不安感も相まって『日々の仕事を無事こなしていく』ことのみを考え動いていた。
その後も2021年5月〜6月末、8月下旬から9月末、緊急事態宣言とまん延防止を繰り返した。
この時期には、通所職員や利用者さんのご家族、さらにそこから利用者さんご本人へコロナウイルスの感染が発生し、感染対策をしっかり行い利用者さんの健康を保つのは最優先の上で、自身の健康にも留意するという展開を迎え正直疲弊していた。
まさに上記の『日々の仕事を無事こなしていく』という意識がさらに強くなった時期であった。
1年後の2022年10月現在、通所利用者平均も40名程まで回復しており、利用者さんと接する中で、コロナに対する考え方も感染対策をしっかり行うことで怖いものではないと受容・変化し、余裕もコロナ初期に比べると生まれてきたと実感している。
ここ最近は新規相談や再開される方も多くなってきており、介護・リハ・相談員の連携も取れてきている中で通所の活気が生まれてきていることが嬉しく、それがやりがいにつながっている。
定員60名に近い利用者さんが毎日来所される。毎月必ず複数ヶ所の外出レクを行う。14時からのレクは必ずフロアの別々の場所で複数のレクから利用者さんに選んで頂く。勤続10年を迎え、コロナ禍になる前のモチベーションを高く保ちながらもやりがいにあふれていた時期は必ず戻ってくると信じ、コロナ終息宣言の際には、これらのことがすぐに達成できるよう少しずつでも実施していくことを意識することでさらなる自身の近い未来の仕事のやりがいに繋げていきたいと痛切に願っている。