私は以前、病院で働いていて身体機能特化型デイケアも担当していました。引っ越しと同時に、オアシスに入職しましたが、初めての介護施設では、今までとは異なり、身体機能が回復したその先に利用者さんがやりたいことは何か?など聞き出すのがとても大変でした。時には試行錯誤しながらヒアリングしますが、それも楽しく感じています。
また、理学療法士という立場でありながら、生活場面、趣味活動、社会参加にはどのように関わっていけばいいのだろうという職種にとらわれずに幅広い視点で見なければならず、ここ数年で自分としての視野が広がったと感じます。
昨年、転倒リスクのある利用者さんが、『歩いて買い物に行きたい』という夢を教えてくれました。その夢にむかって、訓練をすることで結果的にスーパーに歩いて買い物に行くことができましたが、『とても幸せだった。次はコーヒーを飲みに行きたい』と更なる夢を聞かせてくれました。理念実現時の姿にもある、利用者さんの夢を叶えるプロジェクトを通して利用者さんが輝いてくれることにやりがいを感じています。今後は認知症など意思表示の出来ない方の夢プロジェクトに関わっていきたいと思います。