仕事のやりがい

Vol.042
2018.08
介護福祉士
勤続年数: 12年

オアシスでの12年間

私が介護の道にすすんだきっかけは、今から25年前に脳出血で祖母が倒れたことでした。麻痺と失語症で要介護5となり、62歳で車椅子生活になりました。その直前まで、自転車に乗ったり、いつもおしゃれに髪にパーマをかけていた祖母の変わりように驚きを隠せませんでした。当時は車椅子の多くの人は老人病院に長期入院することが多いなか、祖父は「自宅で看たい」とバリアフリー工事、介護用ベットを購入し、1年の入院で自宅に戻りました。デイサービスやヘルパー、短期入所を使い在宅生活を続けていましたが、私が就職する前に他界してしまいました。遺影はデイサービスで撮ってもらった笑顔が素敵な写真を使いました。
私はオアシスで介護の仕事を初めて12年になります。最初はわからないことだらけで、先輩やご利用者にご迷惑をかけましたし、色々な方の教え方やアドバイス、厳しい指導などで困惑することもありましたが今まで続けることができました。一番は、介護福祉士に合格した時にご利用者が一緒に泣いて喜んでくれたこと。いつも利用者さんに「○○ちゃん」と我が子のように接していただけることに喜びを感じています。オアシスでの12年間で知らず知らずに成長させてもらったことを思い出し、またチャレンジしたいと思います。