仕事のやりがい
Vol.031
2017.08
介護長
勤続年数: 19年
尊厳を守るために専門職の役割を担う職員を育てることがやりがいです
18年前、異業種から転職してオアシスの介護職員として入職しました。当時の介護職の立場は「看護補助」というイメージがありました。私は認知症ケアに興味を持って介護の仕事に飛び込みましたが、現実的に行われてることは、ケアではなく業務。ご利用者の尊厳を考える環境ではありませんでした。
次第に介護保険制度の見直し、拘束ゼロ、自立支援、在宅復帰と取り巻く環境は変わりましたが、介護福祉士やケアマネージャーに合格しても「看護補助」というイメージは完全に払拭されませんでした。その中で、健育会の「ご利用者の尊厳を守る」というお話がありました。これは、看護師、セラピスト、栄養士など、ご利用者に接する職種がそれぞれ専門職として役割を担い、縦でなく横並びにチームを組むことだと感じました。それにはまだ若い介護職員を介護のプロとして育てなければないと思います。技術だけではできない仕事だからこそ大変です。しかし、健育会グループとして進むべき方向性がわかるから、迷わずに思いっきり仕事ができ、部下育成の使命を感じています。介護の経験や資格によってまだまだプロ集団には遠いですが、育てて介護職が臆することなく、プロ集団となれるようにすることが私の役割であり、やりがいです。