仕事のやりがい
『ご利用者には輝きの1日を』の実現を目指して
以前、オアシス21通所リハビリテーションでは、「また来たいと思われる通所にする」ことの目標を掲げていました。 しかし、ご利用者によって、それぞれニーズや思いが異なるのも事実。当時は集団でのレクリエーションでご利用者を楽しませよう!と、運動会や遠足等、いくつもの企画を考えてきましたが、結局は参加されない方も多く、一部のご利用者にしか楽しんでもらえていませんでした。それでも、180人のご利用者の中の1人でも「また来たい」と言ってもらえると、とても嬉しく、自分でも「良くできた」と考えていました。
介護では「ご利用者には輝きの1日を」とのバリューが発表され、最初は「輝きの1日とはなんだろう?どうすれば良いんだろう?」と色々考えましたが、すぐには答えが見つかりませんでした。
そんな中、療養棟で末期ガンでターミナルのご利用者が「家のお赤飯が食べたい」との願いに対して、看護師含めるチームで実現させ、キラキラ介護賞を受賞した事を知りました。
それから、「また来たいと思われる通所」にするには、この「輝きの1日を提供することなんだ」と思い、集団での大規模なレクリエーションから小規模なレクリエーションに切り替え、ご利用者が自分で選択できるものに変え、全体の表情ではなく、一人ひとりの表情をしっかりと見るようにしました。そうすると、楽しくなさそうなご利用者が目に付き、「このご利用者のキラキラした表情を見たい」と個別の目標におとしチャレンジしてまいりました。
そうすることで、それぞれのご利用者との関係も良くなり、ご利用者の数も一気に増えました。まだまだ、療養棟の事例のような「輝きの1日」までは提供できていませんが、この言葉から色々と考え、実現することで、ご利用者の笑顔が増えたのも事実です。そして気づいたら、自分自身の「やりがい」と「成長」にも繋がっていたと思います。