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仕事のやりがい

「認知症ケアを通してやりがいを感じている」

Vol. 021平成30年2月

■職種:
介護福祉士
■勤続年数:
11年

健育会グループ介護リーダー研修では、認知症個別ケアの重要性について学んでいます。患者さん一人一人、側面だけでなく全人的に捉え、そこからその人が何を望んでいるのか、目に見えない心の声をキャッチし、寄り添って話を聞くこと。当たり前のことですが仕事に慣れ、業務に追われ、なかなか実践できていなかったのが現状でした。認知症状の強い方は「共感して接する」ことが大切で、否定せずに笑顔で受け入れることにより認知症状が改善されることがあります。

今回「相手を見ること、やさしく触れること、やさしく話すこと、寝たきりにさせない」4つの視点と認知症個別ケアを看護計画に入れ、病棟スタッフ全員で統一した関わりを実践してみました。認知症状がすべて改善とまではいきませんでしたが、攻撃的だった患者さんが私たちの声かけに安心してくれることが増え、穏やかに過ごされる時間が増えました。

患者さん一人一人に寄り添い、その人が安心した入院生活を送れることが何より嬉しく、仕事のやりがいにつながります。研修で学んだことをスタッフ全員で共有し、統一した関わりを持つことで、少しでも患者さんの安心感に繋がればと思います。

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