以前勤務していた大学病院はがん患者様が多く手術・化学療法・緊急入院が日常でした。入職したばかりの私は患者とゆっくり向き合うことができませんでした。

花川病院は治療だけではなく日常生活援助が主になってきます。認知症の方も多く、病院という慣れない環境の中で、状況を理解できず、ケアを拒否することも少なくありません。そこで「見る」「話しかける」「触れる」「立つ」の、4つの柱からなるユマニチュードを実践することで笑顔が見られ、穏やかにその人らしい生活ができます。この関わりを通し、患者様と正面から向き合うことができ、人生経験豊富なお話を聞かせてくれる中で自分を成長させてくれる言葉が多々あり、やりがいに繋がっています。

また患者様、ご家族と一緒に地域に向け退院するための目標を多職種一丸で取り組んでいます。些細な事でもスタッフ同士が相談しやすい環境にあり、質の高い看護、リハビリテーションに繋がっていると感じています。

看護師経験はまだ浅いですが、花川病院スタッフ一員として今後も看護を学んでいきたいと思います。