仕事のやりがい
診療放射線技師としての役割
診療放射線技師として花川病院に入職して、10ヶ月が経ちました。
前職では急性期病院で勤務しており、回復期リハビリテーション病院での勤務や一人職場は初めての経験でした。
入職当初は放射線科業務を覚えながら管理業務や環境整備を行いましたが、頼れる人がいないという環境には様々な場面で戸惑うこともたくさんありました。
病院のシステムやルールが分からない時には、他部署スタッフの支えにより解消出来たり、レントゲン撮影時には患者さんの移乗に看護師や介護福祉士・ケアワーカーさんがしっかり手伝ってくれたりと、職種の垣根を越えて困っている職員がいたら助けるという、おもいやりのある職員が多くいる病院であると思いました。
花川病院での診療放射線技師の役割としては、整形領域の撮影スキルが求められることが多く、医師が診断しやすい画像を提供する必要があります。撮影スキルも大事ですが、撮影時にはなるべく患者さんに負担のかからないように撮影していきたいので、撮影補助具を自作して検査を効率よく進ませられるように工夫をしています。検査後患者さんに、『全然痛くなかったよ』『もう検査終わったの?早かったね』と言ってもらえると頑張って良かったと感じることが出来ます。
また急変時の対応でも、診療放射線技師は医師よりも先に画像情報を見るので、患者さんのバイタル変化やレントゲン、CT画像での異常所見を見逃さないようにし、医師への報告を行い診断の一助を担うことにより、患者さんの為の行動が出来ることにやりがいを感じることが出来ます。
診療放射線技師はリハビリスタッフや病棟スタッフのように患者さんと常に向き合っているわけではなく、患者さんと接するのは検査の時の僅かな時間ではありますが、『愛情をもって親身な対応』を心掛け、質の高い医療を届けられるようこれからも励みたいと思います。